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2009.07.11 Sat
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若頭に脅され110番!組長「捕まえて」…警察も「聞いたことがない」
7月11日8時1分配信 スポーツ報知
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090711-00000027-sph-soci
 暴力団組長が、自分の手下であるはずの幹部に脅されたと、自ら警察に通報する前代未聞の事件が起こった。岡山県警組織犯罪対策課と玉野署は10日までに、指定暴力団山口組系暴力団の組長(56)を脅したとして、暴力行為処罰法違反などの疑いで、同組幹部の八藤(はっとう)克二容疑者(51)を逮捕。組長自身が「若頭に脅された」と110番通報したが、同署は「組長が警察にすがるなんて聞いたことがない」と驚いている。
刃物手に「殺す」組織は10人程度 子分に脅されたヤクザの親分が、お巡りさんに助けを求めた。八藤容疑者の逮捕容疑は8日午後1時45分頃、岡山県玉野市の自宅前の路上で、組長に刃渡り約16センチの文化包丁を突きつけ「おまえを殺したる」などと脅した疑い。容疑者は包丁を突きつけたことについては認めているが、「脅してはいない」と供述しているという。

 子分の下克上?を受けた組長は、直後「若頭に脅された。捕まえてほしい」と110番。現場に到着した署員に一度は説得されたが、収まりがつかず、同日夕方に自ら玉野署に出向いて被害届を提出し「やはり、捕まえてほしい」と懇願したという。

 助けを求めた組長が率いていたのは、山口組の傍系組織で、10人程度で構成されている。八藤容疑者は組のナンバー2だったが、組長は「破門にした」としており、同署はそのあたりをめぐるトラブルとみて捜査している。

 暴力団事情に詳しいジャーナリストの溝口敦氏は、「親分には絶対服従というのが、この世界の約束事。かつてない出来事です」と困惑気味。さらに「杯を交わすとき、白いものでも『黒い』と言うように教え込まれるにもかかわらず、こういうことが起こるのは、組織に緩みが生じ始めた表れではないか」と推測している。

 溝口氏によれば、最近の暴力団では、組幹部が組員に指示や通達を出しても、コントロールが利かない現象が生じ始めているという。「下克上というドライな感覚が出始めたという意味では、転換期にあるとも言える。(親分に絶対服従という)ヤクザの世界というよりも、(西洋的な)マフィアに近くなってきたのかもしれない」と話した。
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